建物管理事業

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建物管理とは
賃貸管理事業

建物管理とは、入居者様に安全で快適に過ごせるマンションを維持するための業務です。 例えば、建物の共用部分の清掃や共用設備の点検などがあります。

建物管理の項目はたくさんあり、建築基準法、ビル衛生管理法、水道法などの法律で義務付けられているものもあります。

建物管理と賃貸管理の違い

建物管理と混同されやすいのが賃貸管理です。

  • 賃貸管理:入居者募集や契約、家賃集金、退去後のクリーニングの手配など
  • 建物管理:エレベーターや給排水設備の点検、共用廊下の清掃など

上記のように建物全体の維持管理に関わる業務が「建物管理」、一部屋ごとの入居者への対応業務が「賃貸管理」です。

建物管理の具体的な業務内容

  • ①建物のメンテナンス

    建物の外壁や屋上、共用部分の破損や不具合をチェックし、必要に応じて修繕を行う業務です。
    大掛かりな修繕や足場がいる工事は、長期修繕計画に組み込んで大規模修繕のときにまとめて工事するのが一般的です。共用廊下の電球交換や、落下しそうな外壁タイルの処置などの小修繕な作業であれば、大規模修繕の時期を待たずに実施することもあります。

  • ②設備の点検業務

    エレベーターや給排水設備、消防設備、防犯設備などの保守点検業務です。
    大きく分けて「法定点検」と「任意点検」の2種類があります。

    法定点検は、建築基準法や消防法などの法律で実施が義務付けられている項目で、
    エレベーターや消防用設備、水質検査などがこれに該当します。

    任意点検は義務ではなく、必要性に応じて自主的に行われる項目です。
    機械式駐車場や自動ドアなどは任意点検ですが、安全性にも関わるので定期的に実施するべきでしょう。

  • ③清掃業務

    清掃業務は大きく分けて、共用廊下の掃き掃除、ポストの拭き掃除、
    ゴミ置き場の清掃などの「日常清掃」と、高圧洗浄やワックスがけと言った専門業者に依頼する
    「定期清掃」、高所ガラスや側溝、浄化槽の清掃など、普段なかなか清掃できない箇所や、
    定期清掃でも落とせない汚れに対する「特別清掃」の3つに分かれます。

  • ④長期修繕計画の作成

    長期修繕計画とは、大規模修繕工事や点検の実施時期や期間、金額をまとめたものです。
    一般的なマンションの大規模修繕は築10年すぎ・築20年すぎ・築30年すぎと3回の
    大規模修繕でほとんどの工事内容が一巡します。
    そのため長期修繕計画も30〜40年先を見越して立てられるのが理想的です。