サブリースの
リスクについて

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サブリースとは

サブリースとは、不動産管理会社がオーナーから物件を借り上げ、入居者に貸して収益を上げる手法です。

名前のとおり「また貸し」「転貸借」の仕組みです。 オーナーが契約するのは入居者ではなく、サブリースを行う業者ということになります

サブリースのメリット

以下のような点をサブリースのメリットとして挙げることが出来ます。

  • ・空室リスクを気にする必要がない。
  • ・入居者の有無に関わらず一定の家賃収入を得られる。
  • ・クレーム対応をサブリース会社に一任できる。
  • ・面倒な事務業務を任せられる。

入居者の有無に関わらず毎月一定額がオーナーに支払われるので、オーナーは収入を安定させやすくなります。空室を心配するオーナーにとってはこれ以上ないメリットに感じられても不思議ではありません。退去者が出ても、次の入居者探しに動いたり、そのために費用がかかったりするということが基本的にありません。

サブリースのデメリット

サブリースの主なデメリットは次のとおりです。

  • ・委託費のほかに、手数料が発生するケースがある。
  • ・契約期間中に保証する家賃を減額される場合がある。
  • ・空室状態が一定期間続いた場合には家賃を保証されないことがある。
  • ・適正な賃貸経営が行われているかどうか分からない。
  • ・オーナーであっても賃貸経営について口出しできない。
  • ・契約内容を事前に確認しておかないとトラブルになりやすい。

サブリース契約は長期的な契約になるため、契約条件の確認をしても、なお不測の事態は起こり得ます。サブリース会社の倒産もありますし、2年か3年後には家賃の見直しがある点を見逃していて大きく収支が悪化するということもあります。空室状態でも家賃保証されると思っていたら実はそうではなかったという事態になることがあるのです。

サブリース契約を結んだことのあるオーナーに実態調査を行った結果

サブリース契約に関する調査結果を示す円グラフ。円グラフは5つのセクションに分かれ、それぞれの割合が色分けされている。内訳は以下の通り:- 「かなりある」28.2%(明るい青)- 「ややある」46.4%(中間の青)- 「あまりない」19.1%(やや濃い青)- 「全くない」2.7%(濃い青)- 「わからない/答えられない」3.6%(最も濃い青)右側には凡例が記載され、それぞれの色と対応する回答が明示されている。また、調査機関は「アセットテクノロジー株式会社」、調査対象は「投資用不動産でサブリース契約をした経験がある110名」、調査方法は「インターネット調査」、調査期間は「2022年12月15日」と明記されている。

後悔したことのある人が70%以上

サブリース契約をしてどうだったのか。「後悔したことがありますか」の質問 に対し、
程度の問題は別にして約75%の人が「ある」と答えていますから、かなりの高率といえます。

後悔の理由として挙がっているのは、多い順に次の項目です。

後悔した理由の割合のグラフ。- 賃料見直しによって家賃をかなり下げられてしまったから:67.1% - サブリース業者と入居者とのやりとりがブラックボックス化していたから:57.3% - 想定以上の免責期間が設けられていたから:47.6% - 家賃収入が想定よりも安かったから:46.3% - 契約の中途解約ができなかったから:42.7% - 不動産に関する要望がほとんど通らなかったから:37.8% - 無断で内装工事が行われ、費用負担が生じたから:25.6% - サブリース会社が倒産してしまったから:15.9% - その他:1.2% - わからない/答えられない:0% また、調査機関は「アセットテクノロジー株式会社」、調査対象は「投資用不動産でサブリース契約をした経験がある110名」、調査方法は「インターネット調査」、調査期間は「2022年12月15日」と明記されている。